新しいiCloud利用規約について。
Appleがユーザーに求めている新しいiCloud利用規約について同意する必要性、同意しなかった場合の影響など解説しています。
iphone|新しいicloud利用規約 同意しないとどうなる
結論から言うと、新しいiCloud利用規約に同意しないと、iCloudが使えなくなります。
iCloudは、Appleのオンラインサービスで、写真、連絡先、アプリのデータなどをインターネット上に保存し、複数のAppleデバイス間でデータを同期できます。
新しい利用規約に同意しないと、iCloudにサインインできなくなり、iCloudメール、iCloudバックアップ、iCloudフォトライブラリ、iCloudドライブ、iCloudキーチェーンなどの機能が利用できなくなります。 また、データ同期(Safari、メモなど)、「探す」機能、iCloud+のサービス、ファミリー共有も利用できなくなります。
iCloudが使えなくなるとどうなる?
iCloudが使えなくなると、以下のようなデメリットが発生します。
- 写真データのiCloud自動アップロードができなくなり、iPhoneのストレージ容量を圧迫する可能性があります。
- Safariのブックマーク、タブ、リーディングリストが他のデバイスと共有できなくなります。
- パスワードやクレジットカード情報が記憶されなくなり、ウェブサイトやアプリにアクセスする度に毎回入力する必要が出てきます。
同意しないとどうなるのか?
Appleは、利用規約に同意しないユーザーにはiCloudを利用させたくないと考えています。 これは、Appleが新しい機能を提供する際に、ユーザーに新しい利用規約に同意してもらうことで、責任を持ってサービスを提供するためです。
iphone|新しいicloud利用規約に同意で料金は?
■同意しても料金は発生するのか?
新しいiCloud利用規約に同意しても、追加料金は発生しません。 iCloudの基本的なサービスは引き続き無料で提供されます。
ただし、iCloud+は有料サービスです。 iCloud+を利用するには、別途料金を支払う必要があります。
iphone|新しいicloud利用規約に同意できない場合の対処法
新しいiCloud利用規約に同意できない場合は、以下の対処法を試してみてください。
- Wi-Fiをオフにして、モバイルデータ通信で再度同意を試みる。
- スクリーンタイムでアカウントの変更が禁止されている場合は、一時的に許可する。
新しいiCloud利用規約は、ユーザーのプライバシー保護とセキュリティ向上を目的としたものです。 利用規約の内容をよく理解し、同意するかどうか判断してください。
iphone|2024年11月の新しいicloud利用規約について
2024年11月の新しいicloud利用規約(海外では2024年9月16日に発効)では、主に以下の点が変更されました。
- Apple IDの名称がApple Accountに変更
- これは、Appleのすべてのサービスで名称を統一するために行われた変更です。
- この変更によって、ユーザーがiPhoneの設定などをやり直す必要はありません。
- 児童に対する搾取、危害、脅迫を目的としたサービスの利用を禁止する条項の追加
- 具体的には、児童性的虐待素材(CSAM)の制作、共有、アップロード、保存などが禁止されています。
- オーストラリアの消費者法に基づく法的権利に関する条項の追加
- 特定の国におけるAppleの契約主体の変更
- ブータン、ブルネイ、カンボジア、フィジー、ラオス、マカオ、モルディブ、ミクロネシア、モンゴル、ミャンマー、ナウル、ネパール、パラオ、パプアニューギニア、韓国、スリランカ、ソロモン諸島、トンガ、バヌアツのユーザーは、2024年10月26日からApple Services Pte. Ltd.(シンガポール所在)が契約主体となります。
- これらの国以外のユーザー、日本を含む、は変更ありません。
新しい利用規約は、macOSのシステム設定で確認できます。
新しいicloud利用規約の要約
iCloud利用規約は、お客様とAppleとの間の法的合意であり、iCloud製品、ソフトウェア、サービス、およびウェブサイト(以下「本サービス」)の利用について規定するものです。
本サービスの利用に関する条件
- 年齢: 本サービスは13歳以上(または該当する法域の最低年齢)の個人のみが利用できます。
- デバイスおよびアカウント: 本サービスの利用には、互換性のあるデバイス、インターネットアクセス、特定のソフトウェア(有料の場合もあります)が必要です。
- 利用制限: 本サービスは、本契約で許可されている目的のみに限り、適用される法律、規制、または該当する法域で一般に認められる慣行によって許諾される範囲でのみ利用できます。アカウントには、iCloud機能ページに記載されているとおり、5GBのストレージ容量が割り当てられます。追加ストレージは購入することができます。
- 本サービスの利用可能性: 本サービスは、一部の言語または国では利用できない場合があります。
- 本サービスの変更: Appleは、本サービスまたは利用規約をいつでも変更する権利を留保します。重大な変更については、30日前に通知します。
機能とサービス
iCloudには、写真、ファイル共有、Mail Drop、ファミリー共有、「探す」機能、バックアップなど、さまざまな機能とサービスが含まれています。
コンテンツおよびお客様の行為
- コンテンツ: 本サービスを通じて生成または遭遇するすべての情報(データファイル、テキスト、ソフトウェア、音楽、画像など)は、発信者の単独の責任となります。
- お客様の行為: お客様は、違法行為、嫌がらせ、脅迫、他者の権利の侵害、本サービスの妨害などを目的として本サービスを利用しないことに同意します。
- コンテンツの削除: Appleは、本契約に違反するコンテンツを削除する権利を留保します。
保証の否認と責任の制限
Appleは、本サービスが中断またはエラーなしで提供されることを保証しません。本サービスは「現状のまま」かつ「提供可能な範囲内」で提供されます。 また、Appleは、本サービスの利用または利用不能に起因する損害について、責任を制限しています。
契約解除
お客様はいつでも本サービスの利用を中止することができます。 Appleは、本契約に違反した場合など、特定の事由がある場合に、お客様のアカウントを終了することができます。
プライバシー
本サービスの利用には、Appleのプライバシーポリシーが適用されます。
準拠法
本契約は、抵触法の規定を除き、カリフォルニア州の法律に準拠します。
その他重要な情報
利用規約には、ソフトウェアに関する規定、第三者の素材に関する規定、補償に関する規定などが含まれています。詳細については、iCloud利用規約の全文をご確認ください。
注記: この要約は、iCloud利用規約の全文に代わるものではありません。完全な法的情報については、iCloud利用規約の全文をご参照ください。
まとめ:iphone|新しいicloud利用規約 同意しないとどうなる
新しいiCloud利用規約は、iCloudの利用を継続するために同意する必要があります。 同意しない場合、iCloudのすべての機能が利用できなくなります。 ただし、同意しても追加料金は発生しません。
今回の利用規約の変更は、2024年9月にリリースされたApple IDの名称変更などに伴うものです。
なお、iCloud+は、iCloudの有料プランで、プライベートリレー、メールを非公開、HomeKitセキュアビデオの拡張などの機能が利用できるのでiCloud+を利用する場合には料金が発生します。
新しいiCloud利用規約に同意するかどうかは、ユーザー自身で判断する必要があります。利用規約の内容をよく確認し、納得した上で同意するようにしましょう。