「ダンダダン」のジョジョのオマージュについて。
「ダンダダン」で話し方とかバトルシーンでジョジョのオマージュがいいんじゃあないか…
ダンダダン|ジョジョのオマージュがいいんじゃあないか…
「ダンダダン」は、ストーリー展開やセリフ回しにおいて「ジョジョの奇妙な冒険」へのオマージュが数多く見られます。
特に、窮地に陥った主人公が、逆転の発想や相手の能力を逆手に取った罠によって勝利するという展開は、ジョジョのスタンドバトルを彷彿とさせます。
具体的な例として、第2話でヒロインの綾瀬桃が神社での戦闘中に「いいんだよこれで、この深さがいいんだ。」というセリフを発するシーンが挙げられます。
一見すると敗北宣言のようにも聞こえるこのセリフは、ジョジョのスタンドバトルで頻繁に見られる逆転の布石を暗示しており、読者にジョジョ的なカタルシスを与えます。
また、第7話では、敵に敗走しながらも、その行動を利用して罠に誘い込む展開が見られます。 これは、ジョジョ第3部でジョセフがエンプレスを倒す際に使った戦法と酷似しており、作者のジョジョ愛が感じられます。
「ダンダダン」のジョジョオマージュは、単なる模倣ではなく、作者独自の解釈とアレンジが加えられている点が特徴です。 そのため、ジョジョを知らない読者も楽しめる作品となっています。 しかし、ジョジョを知っている読者であれば、作中に散りばめられたオマージュ要素に気づくことで、より一層作品を楽しむことができるでしょう。
ジョジョのオマージュ要素が「ダンダダン」の魅力の一つとなっていることは間違いありません。
「ダンダダン」について
「ダンダダン」は、2021年4月6日から少年ジャンプ+で連載されている、龍幸伸先生によるオカルト怪奇バトル漫画です。幽霊の存在を信じる女子高生・綾瀬桃と、UFOの存在を信じるオタク男子高校生・高倉健(オカルン)が、様々な怪奇現象に立ち向かう物語です。
本作の特徴は、独特な世界観と魅力的なキャラクターにあります。
- オカルト要素: 宇宙人、幽霊、妖怪、都市伝説など、様々なオカルト要素が作品に盛り込まれており、読者を飽きさせません。 有名なものからマニアックなものまで、幅広いオカルトが登場するのも魅力です。
- バトルシーン: スピード感あふれるバトルシーンは、作画の緻密さと相まって、迫力満点です。擬音をほとんど使わずに描写されている点も特徴です。
- ラブコメ要素: バトル要素だけでなく、ラブコメ要素もバランスよく描かれています。主人公二人の関係性の変化や、他のキャラクターとの恋愛模様も楽しめます。
- 個性的なキャラクター: 主人公の綾瀬桃と高倉健はもちろんのこと、脇を固めるキャラクターも個性豊かで魅力的です。
ストーリーは、桃とオカルンの「勝負」をきっかけに展開していきます。互いの信じているものの存在を証明するために、UFOスポットと心霊スポットを訪れた二人は、そこで本当に宇宙人と妖怪に遭遇してしまいます。
見どころは、予測不能なストーリー展開です。オカルト、バトル、ラブコメなど、様々な要素が複雑に絡み合い、先の読めない展開が続きます。
魅力的なキャラクターも本作の魅力の一つです。
- 綾瀬桃: 霊媒師の祖母を持つ女子高生で、幽霊は信じるが宇宙人は信じない。
- 高倉健(オカルン): 宇宙人は信じるが幽霊は信じないオタク男子高校生。
- ターボババア: オカルンに呪いをかけた妖怪。
- セルポ星人: 桃を誘拐しようとした宇宙人。
その他にも、個性豊かなキャラクターが多数登場します。
「ダンダダン」は、ジャンプ+を代表する人気作品の一つです。2024年10月からはテレビアニメの放送も決定しており、ますます注目が集まっています。