2024年の土浦花火大会が中止による有料席チケット払い戻しについて。
土浦花火大会は「スターマイン日本一」を決める大会として有名な、秋の夜空を彩る一大イベント
関東大震災後の復興と海軍航空隊殉職者の慰霊を目的に始まった、歴史深い花火競技大会ですが、2024年の土浦花火大会が中止となりました。
有料席チケット払い戻しはどうなるのでしょうか?
土浦花火大会2024中止で有料席チケット払い戻し・返金は?
土浦花火大会は毎年約80万人が訪れる、三大都市圏で唯一開催される日本三大花火大会
スターマイン、10号玉、創造花火の3部門で、全国の花火師たちが最高の技術を競い合いますが2024年の土浦花火大会が中止となりました。
有料席チケット払い戻しはどうなるのかというと、公式から下記のような案内のとおり「後日チケット会社を通じて返金」となっています。
引用:https://www.tsuchiura-hanabi.jp/sp/page/page000222.html
第93回土浦全国花火競技大会につきましては、令和6年11月2日(土曜日)に開催を予定しておりましたが、当日は台風21号の影響による雨、さらには雲底高度も低いとの予報が出され、安全な煙火消費及び競技花火としての観覧環境が確保できないとの判断により中止することといたしました。
また、11月3日(日曜日)及び9日(土曜日)への延期につきましては、現在の警備業における労働者不足が想定より極めて深刻な状況で、観客の皆様の安全を確保する警備等が困難となり、雑踏事故等の発生が懸念されることから、各関係機関と協議の上、観客の皆様の安全を第一に考え、やむなく今大会は中止とさせていただきます。
なお、有料観覧席のチケットを購入された皆様につきましては、後日チケット会社を通じて返金させていただきますので、お待ちいただきますようお願いいたします。
土浦花火大会の有料席チケットについて
土浦全国花火競技大会有料観覧席は大きく分けて、桟敷席とイス席の2種類があります。
- 桟敷席:
- 区画ごとに区切られたスペースで、座布団などを敷いて観覧することができます。
- 全マス(約1.7m×約1.7m、定員4名)と半マス(約1.7m×約0.85m、定員2名)の2種類があります。
- イス席:
- 2019年から導入された、イスが設置された観覧席です。
- A席、B席、C席の3つのランクがあり、席によって料金が異なります。
■料金(過去の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください)
- 桟敷席:全マス24,000円、半マス12,000円
- イス席:A席5,000円、B席4,000円、C席3,000円
■購入方法
有料席は、抽選販売となっています。
- WEB受付のみで、チケットぴあにて販売されます。
- 詳しい情報や最新情報については、大会の公式ウェブサイトをご確認ください。
■その他
- 桟敷席、イス席共に、1人あたりの購入制限があります。
- 車椅子専用スペースも用意されていますが、数に限りがあるので事前予約が必要です。
有料席は人気が高いため、早めの申し込みが必要です。
土浦花火大会2024中止で駐車場キャンセル料は?
2024年の土浦花火大会が中止となったことを受けて、第93回 土浦全国花火競技大会公式駐車場の予約についても駐車料金3,000円がキャンセルとなります。
ただし、サービス料である300円については別途決済されるということです。
引用:https://www.tsuchiura-hanabi.jp/sp/page/page000225.html
第93回土浦全国花火競技大会につきましては、令和6年11月2日(土曜日)に開催を予定しておりましたが、11月3日(日曜日)及び9日(土曜日)への大会の延期も含め、中止とさせていただきます。
ご予約いただきました、第93回 土浦全国花火競技大会公式駐車場については、11月2日(土曜日)の0時以降に、キャンセル料が発生することとなっておりましたが、予約運営サイトよりキャンセルの処理により、駐車料金の決済取消をさせていただきます。
なお、駐車料金3,000円につきましては、発生いたしませんが、サービス料である300円につきましては、申し訳ありませんが、利用規約により決済をさせていただくこととなりますので、ご了承いただきますようお願い申し上げます。
土浦花火大会2024中止で花火はどうなる?未使用の花火は処分?再利用?
花火大会が中止になった場合の未使用花火の行方について
花火大会が中止になった場合の未使用花火の行方ですが、基本的には廃棄処分となります。これは、花火が湿気ってしまうと再利用が難しくなるためです。
- 花火大会が事前に中止が決まっていれば、別の機会に利用されることもありますが、直前の中止の場合は湿気の影響で廃棄処分となることが多いようです。
- 特に、すでに打ち上げの準備が完了している場合は、花火を筒から取り出す際に安全が確保できないため、解体後に焼却処分されることが多いようです。
花火大会の中止は、主催者側にとって大きな損失となりますが、「興行中止保険」に加入している場合が多く、損失額の一部が補填されます。しかし、保険で全てがカバーされるわけではなく、花火の処分費用などは主催者側の負担となることもあります。
また、近年では花火の燃えカスによる被害も問題視されており、中止の理由の一つとなっているケースもあります。
- 花火の燃えカスは、車やソーラーパネルに付着して変色やシミの原因となることがあります。
- 燃えカス問題によって、打ち上げ場所の変更や規模の縮小を検討する花火大会も出てきています。
花火大会は、多くの人々が楽しみにしている夏の風物詩ですが、様々な事情で中止になることもあります。中止になった場合の未使用花火は、残念ながらほとんどの場合、廃棄処分となってしまうのが現状です。
土浦花火大会について
土浦花火大会は、正式名称を「土浦全国花火競技大会」といい、茨城県土浦市で開催される日本有数の花火競技大会です。 日本三大花火大会の一つに数えられ、 毎年11月第1土曜日に開催されます。
■歴史と目的
土浦花火大会は、1925年(大正14年)に、霞ヶ浦海軍航空隊の殉職者の慰霊と、関東大震災後の不況で疲弊した土浦の経済を活性化させるという趣旨で始まりました。
- 当時、土浦市文京町にある神龍寺の住職であった故秋元梅峯師が私財を投じて霞ヶ浦湖畔で開催したのが始まりです。
- 秋元梅峯師は霞ヶ浦海軍航空隊と親交が深く、当時、山本五十六元帥も神龍寺に下宿していました。
■大会の特徴
スターマイン日本一を決める大会として知られており、 全国の花火師たちが、スターマイン、10号玉、創造花火の3部門で技術を競い合います。
- スターマインは、数百発の花火を絶妙なタイミングと多彩な変化で打ち上げる、土浦花火大会の代名詞とも言える競技です。
- 10号玉は直径30cmの花火玉で、上空330メートルまで打ち上げられ、直径約300メートルの大輪の花を咲かせます。
- 創造花火は、花火師の独創的なアイデアが光る、新しいタイプの競技花火です。
■見どころ
競技花火以外にも、大会提供のワイドスターマイン「土浦花火づくし」や、地元企業による協賛花火、エンディング花火など、見どころが満載です。
- ワイドスターマイン「土浦花火づくし」は、打ち上げ区域全体を利用して打ち上げられる、圧巻のスターマインです。
- 約2万発の花火が打ち上げられ、 秋の夜空を華麗に彩ります。
■アクセス
会場は、土浦市の桜川に架かる学園大橋付近下流側河川敷です。
- 電車でのアクセスが推奨されており、 土浦駅周辺には駐車場がありますが、花火大会当日は大変混雑します。
- 車で来場する場合は、交通規制や駐車場の混雑に注意が必要です。
■その他
- 花火大会当日は、多くの屋台が出店し、 花火大会をさらに盛り上げます。
- 大会後には、花火の写真をテーマにしたフォトコンテストも開催されます。