11月の高2の進研模試の範囲について。
範囲は公開されているんでしょうか?試験範囲はどこからどこまで?
進研模試|高2・11月の試験範囲は?理系・文系は?
11月の高2の進研模試の範囲について結論から言うと、範囲は公開されていないようです
HPにもこのような記載があります。
「進研模試/ベネッセ総合学力テストの出題範囲は、毎年度行っている全国の高校への履修状況の調査結果を踏まえ、その時期その時期に応じて、理解できていてほしい内容を出題しています。
引用:https://manabi.benesse.ne.jp/daigaku/nyushi/qa/answer04.html
つまり進研模試/ベネッセ総合学力テストの問題は各高校の授業で扱う内容をもとに作られています。
基本的に学校の方針に則って問題を作成していて、文理選択や私立志望か国公立かによって受ける科目が違うものの、例年だとおおむね次のような傾向があるようです。
【国語】
必答…現代文(評論)、現代文(小説)、古文、漢文
【数学】
必答…数学Ⅰ全範囲、場合の数、確率、式と証明、高次方程式
選択…図形と方程式、三角関数、微分法、数列(漸化式を除く)、ベクトル(空間ベクトルを除く)より2題
【英語】
リスニング、発音・アクセント、文法、長文など
【物理】
必答…力学(等加速度直線運動、剛体の釣り合い、運動の法則)
選択…仕事とエネルギー、電気(オームの法則、電流のつくる磁場)から1題
【化学】
必答…物質の構成、化学反応と熱、酸と塩基
選択…酸化と還元、化学結合から1題
【生物】
細胞・生殖と発生
【日本史】
日本史の黎明(旧石器時代~弥生時代まで)
古代国家の形成と東アジア(古墳~奈良時代)
古代国家の推移と社会の変化(~平安時代まで)
武家政権の成立Ⅰ(~院政期まで)
【世界史】
オリエント文明・地中海文明・インド文明(ヴァルダナ朝まで)・中国文明(漢まで)・南北アメリカ文明・東アジア世界の発展(唐まで)
【地理】
自然環境
進研模試|とは?
進研模試は、ベネッセが主催する全国最大規模の模擬試験で、大学・短大進学を目指す全国約45万人の高校生が受験します。これは大学入学共通テストの現役受験者人数とほぼ同じです。
進研模試の特徴
- 受験対策のためというより「この時期の〇年生ならこれくらいの問題が解けてほしい!」という視点で問題が作られている
- 主に全国の高校などで受けられており、受験者の中には大学受験などを考えていない生徒も含まれる
- 偏差値などは他の予備校の模試よりも甘く出やすいと言われている
- 学校によっては次年度のクラス分けにも考慮される場合がある
- 問題の難易度や平均点に左右されず、母集団が安定していれば、客観的な学力の指標となる
- 継続的に受験することで、学力の変化を客観的に把握できる
- 教科間の成績を比較して、得意・不得意を把握するのに役立つ
進研模試の出題範囲
進研模試の出題範囲は、高校の履修状況調査の結果に基づき、その時期に理解していてほしい内容が出題されます。つまり、各高校の授業で扱う内容をもとに作られています。
具体的な範囲は公開されていませんが、例年だとおおむね次のような傾向があるようです。
国語
- 必答:現代文(評論)、現代文(小説)、古文、漢文
数学
- 7月
- 必答:数学Ⅰ全範囲、確率
- 選択:式と証明、高次方程式、三角関数、数列から2題
- 11月
- 必答:数学Ⅰ全範囲、確率、式と証明、高次方程式
- 選択:図形と方程式、三角関数、微分法、数列、ベクトルから2題
- 1月
- 必答:数学Ⅰ全範囲、場合の数と確率、図形と方程式
- 選択:指数対数関数、微分法、数列、ベクトルより2題選択
英語
- リスニング、発音・アクセント、文法、長文など
物理
- 11月
- 必答:力学
- 選択:仕事とエネルギー、電気から1題
- 1月
- 必答:運動と力、仕事とエネルギー、熱、平面運動
- 選択:波、運動量の保存から1題
化学
- 11月
- 必答:物質の構成、化学反応と熱、酸と塩基
- 選択:酸化と還元、化学結合から1題
- 1月
- 化学と人間生活、物質の構成、化学結合、物質量と化学反応式、酸・塩基、酸化と還元、状態変化、気体の法則、結晶格子
生物
- 11月:細胞・生殖と発生
- 1月:生物の特徴、遺伝子とそのはたらき、生物の体内環境、生態系とその保全、代謝
日本史
- 11月:旧石器時代~院政まで
- 1月:旧石器時代~鎌倉時代まで
世界史
- 11月:古代文明~唐まで
- 1月:古代文明~イスラムまで
地理
- 11月:自然環境
- 1月:地理情報と地図,地図の活用と地域調査~第一次産業まで
進研模試の対策方法
進研模試で良い結果を出すためには、以下の点が重要です。
- 基礎力強化: 進研模試は基礎力を重視した問題が多いため、まずは教科書の内容をしっかりと理解し、基本的な問題を解けるようにしましょう。
- 過去問演習: 過去問を解くことで、出題傾向や時間配分を掴むことができます。
- 苦手分野の克服: 模試の結果を分析し、苦手分野を重点的に復習しましょう。
- 時間管理: 試験時間は長いため、集中力を維持し、時間配分を意識して解き進めることが重要です。
進研模試の結果の活用方法
進研模試の結果は、今後の学習計画に役立てましょう。
- 弱点克服: 苦手分野を把握し、重点的に復習することで、学力向上につなげましょう。
- 目標設定: 現状の実力と志望校とのギャップを認識し、具体的な目標を設定することで、学習意欲を高めましょう。
- 受験計画: 模試の判定結果を参考に、受験校の選定や、今後の学習計画の修正を行いましょう。
進研模試は、大学受験に向けた準備段階として重要な位置づけです。模試を有効活用し、着実に受験対策を進めましょう。
進研模試|高2・11月の対策・勉強法
進研模試は、大学受験を目指す高校生にとって、現状の実力把握と今後の学習計画に役立つ重要な模擬試験です。効果的に進研模試を活用し、志望校合格に近づけるよう、具体的な勉強法・対策を以下に詳しく説明します。
1. 進研模試の特徴を理解する
進研模試は、他の予備校模試と比べて基礎的な問題が多く、受験者層も幅広いため、偏差値が出やすい傾向があります。しかし、だからといって気を抜かずに、現状の実力を正確に把握するため、真剣に取り組むことが重要です。
2. 試験範囲と時間配分を把握する
進研模試の出題範囲は、高校2年生までの学習内容が中心となりますが、学年や時期によって範囲が異なります。特に11月以降は理科・社会も追加され、範囲が広範囲になるため注意が必要です。
試験時間も80分~100分と長いため、事前に時間配分を意識した練習を行い、本番で集中力を維持できるよう準備しておきましょう。
3. 科目別の対策
各科目ごとに具体的な対策方法を以下に示します。
- 英語
- 基礎力強化:単語帳や文法書を用いて、基礎的な単語・熟語・文法を徹底的に復習しましょう。特に、単語は見た瞬間に意味が分かるレベルまで反復学習することが重要です。
- 長文読解対策:問題集を活用し、様々なパターンの長文に触れ、速読力と正確に情報を読み取る力を養いましょう。
- 英検対策:英検の問題集は、リスニング、長文読解、英作文など、進研模試の対策としても有効です。英検の取得は入試においても有利になる場合があるので、積極的に受験することも検討しましょう。
- 数学
- 基礎力強化:教科書レベルの問題を確実に解けるように、公式や解法をしっかりと理解しましょう。
- 苦手分野克服:過去問や模試の結果を分析し、苦手分野を特定し、参考書を用いて重点的に復習しましょう。
- 応用問題対策:基礎が固まったら、発展的な問題にも挑戦し、応用力を高めていきましょう。
- 国語
- 古典対策:古文単語・文法をしっかりと覚え、多くの文章を読むことで、読解力を高めましょう。教科書ガイドを活用するのも有効です。
- 現代文対策:現代文は、短期間で大幅に点数を上げるのが難しい科目ですが、語彙力向上や読解方法の習得に取り組むことで、着実に読解力を高めることができます。
- 理科・社会
- 基礎知識の暗記:理科・社会は基礎知識の暗記が重要です。教科書や参考書を用いて、主要な用語や概念を確実に覚えましょう。
- 苦手分野克服:過去問や模試の結果を分析し、苦手分野を特定し、重点的に復習しましょう。
4. 過去問演習と時間管理
過去問を入手できる場合は、積極的に活用しましょう。過去問を解くことで、出題傾向や時間配分を掴むことができます。時間制限を設けて解く練習を繰り返すことで、本番での時間管理能力を高めることができます。
5. 模試後の復習を徹底する
模試は受験することよりも、その後の復習が重要です。間違えた問題は必ず解き直し、なぜ間違えたのかを分析し、理解不足だった部分を補強しましょう。
6. 目標設定と計画の見直し
模試の結果を分析し、現状の実力と志望校とのギャップを認識しましょう。具体的な目標を設定し、次回の模試に向けて計画的に学習を進めましょう。必要があれば、学習計画を見直し、より効果的な対策を検討しましょう。
7. メンタルケアも忘れずに
模試や受験本番では、緊張や不安に押しつぶされないよう、メンタルケアも重要です。深呼吸や軽い運動などでリラックスし、試験に集中できるよう心身を整えましょう。
進研模試は、大学受験に向けた貴重な機会です。上記の勉強法・対策を参考に、積極的に模試を活用し、志望校合格を目指しましょう。