「+96」「+969」から始まる国際電話について。
ワン切り詐欺の心配はないんでしょうか?
+969(+96)から始まる国際電話・国番号は?
「+96」「+969」から始まる国際電話について。
国際電話番号ですが、現在969の番号を使用している国はありません。
96からかかってくる番号は、西南アジア・中東地域です。
90 — トルコ
91 — インド
92 — パキスタン
93 — アフガニスタン
94 — スリランカ
95 — ミャンマー
960 — モルジブ
961 — レバノン
962 — ヨルダン
963 — シリア
964 — イラク
965 — クウェート
966 — サウジアラビア
967 — イエメン
968 — オマーン
969 — 未使用(かつて、南イエメンが使用していた。現在は967)
970 — パレスチナ自治政府の予約。
971 — アラブ首長国連邦 (UAE)
972 — イスラエル
973 — バーレーン
974 — カタール
975 — ブータン
976 — モンゴル
977 — ネパール
978 — 未使用(かつて、ドバイに割り当てられていた。現在は971)
979 — 国際プレミアムレート(かつて、アブダビに割り当てられていた。現在は971)
98 — イラン
990 — 未使用
991 — 国際電話公衆通信サービス (ITPCS)
992 — タジキスタン
993 — トルクメニスタン
994 — アゼルバイジャン
995 — グルジア
996 — キルギスタン
997 — 未使用
998 — ウズベキスタン
詐偽業者による電話の可能性が高いでしょう。ランダムに電話をかけていることが考えられるので、対応しなければ被害はありません。ブロックしておきましょう。
+969(+96)から始まる国際電話|ワン切り詐欺に注意
■なぜ国際電話?ワン切り詐欺の巧妙な手口とは
そもそも、なぜ詐欺グループはわざわざ国際電話を使ってくるのでしょうか?それは、発信元の特定を困難にするためです。国内の電話番号であれば、ある程度発信者を追跡することができますが、海外からの電話となると、そのハードルは格段に上がります。
特に注意したいのが、「+1」で始まるアメリカやカナダからの番号、そして「+800」や「+844」といった国際フリーフォンの番号です。国際フリーフォンは、特定の国に割り当てられたものではないため、さらに発信元の特定が難しくなります。
ワン切り詐欺の基本的な手口は非常にシンプルです。ほんの数秒だけ電話をかけて、すぐに切ります。これは、「この番号は使われている」という情報を詐欺グループが入手するために行われることが多いと考えられています。
僕の推測ですが、彼らは大量の電話番号リストに対して無差別にワン切りをかけ、応答したり、かけ直したりする番号を「アクティブな連絡先」としてリスト化しているのでしょう。一度「生きている」と認識された番号は、その後、さらに悪質な詐欺電話やSMSの標的にされる可能性が高まります.
また、中には高額な国際電話料金を誘発することを目的としたケースも考えられます。例えば、非常に短い時間だけ着信させ、かけ直してきた相手に対して長々と自動音声で案内し、通話料を稼ぐといった手口です。国際電話の通話料金は、国内通話に比べて高額になる場合があるので、注意が必要です。
さらに、最近では留守番電話を設定している人の場合、メッセージを残させることで個人情報を収集するといった手口も報告されています。留守番電話に残された声や情報が、今後の詐欺に悪用される可能性も否定できません。
僕が個人的に「巧妙だな」と感じるのは、これらのワン切りが時間帯を選ばず、不意打ちのようにかかってくる点です。仕事中やリラックスしている時など、油断している時にかかってくるため、つい手が滑って応答してしまったり、後で気になってかけ直してしまったりする心理を突いているのだと思います。
ワン切りだけじゃない!国際電話を悪用した他の迷惑行為
国際電話を使った迷惑行為は、ワン切りだけではありません。最近では、以下のような手口も報告されているので、合わせて注意が必要です。
- 架空料金請求詐欺: 身に覚えのない料金について、国際電話で支払いを要求してくる手口です。日本の企業や行政機関が、わざわざ国際電話を使って料金の案内をすることはありません。
- サポート詐欺: パソコンやスマートフォンにウイルス感染の警告を表示させ、記載された国際電話番号に電話をかけさせる手口です。電話をかけると、高額なサポート料金を請求されたり、リモート操作で個人情報を盗まれたりする可能性があります。
- 国際ロマンス詐欺: SNSなどを通じて親しくなった外国人を装い、言葉巧みに金銭を要求する手口です。恋愛感情を利用して騙す、悪質な詐欺です。
- 入国管理局などを装う詐欺: 外国人の在留資格やパスポートに問題があったなどと偽り、国際電話で連絡してくる手口です。保釈金や手続き費用などを要求してきます。
- 自動音声による誘導: 自動音声で「重要な連絡があります。〇番を押してください」などと案内し、折り返し電話をかけさせる手口です。かけ直すと、詐欺や悪質な勧誘につながる可能性があります。
これらの手口に共通しているのは、「国際電話」という非日常的な状況を利用して、相手を動揺させ、冷静な判断力を奪うという点です。見慣れない国際電話番号からの連絡には、警戒心を持つことが非常に重要です。
僕も過去に、海外の友人からの電話を待っていた時に、全く見覚えのない「+1」から始まる番号からの着信があり、一瞬ドキッとした経験があります。幸いにもすぐに詐欺だと気づきましたが、もし重要な連絡だと思い込んでいたら、危うく電話に出てしまうところでした。皆さんも、心当たりのない国際電話には十分注意してください。
+969(+96)から始まる国際電話の迷惑電話対策
■【徹底解説】国際電話の迷惑電話から身を守るための具体的な対策
では、このような国際電話による迷惑電話やワン切り詐欺から、私たちはどのように身を守れば良いのでしょうか?今日からできる具体的な対策を、一つずつ丁寧に解説していきます。
1. 心当たりのない国際電話には絶対に出ない、かけ直さない
これが最も基本的で、かつ効果的な対策です。特に、「+」から始まる見慣れない番号からの着信には、警戒するようにしましょう。もし誤って出てしまった場合でも、個人情報を絶対に伝えず、すぐに電話を切ることが大切です。
僕も、最近は心当たりのない国際電話には一切出ないようにしています。大切な連絡であれば、必ず何らかの形で事前に連絡があるはずです。もし本当に重要な電話であれば、相手は何度もかけてくるかもしれませんし、SMSやメールなどで連絡してくる可能性もあります。
2. 着信拒否設定や国際電話の着信拒否設定を活用する
何度も同じような国際電話番号からかかってくる場合は、スマートフォンの着信拒否設定を活用しましょう。AndroidやiPhoneなど、多くのスマートフォンには着信拒否機能が搭載されています。
また、通信キャリアによっては、国際電話の着信を拒否するサービスを提供している場合があります。例えば、auの「迷惑メッセージ・電話ブロック」アプリでは、海外からの電話を一括で拒否したり、警告表示したりする機能があります(無料期間あり、その後は有料プランが必要な場合あり)。ドコモでも、拒否したいドメインを登録したり、特定のURL付きメールを拒否したりする設定が可能です。
これらの設定を活用することで、不審な国際電話による迷惑を大幅に減らすことができます。少し手間はかかりますが、安全のためにはぜひ設定しておくことをお勧めします。
3. 迷惑電話対策アプリやセキュリティソフトを導入する
最近では、迷惑電話の識別やブロックに特化したスマートフォンアプリが多数提供されています。これらのアプリは、迷惑電話のデータベースに基づいて、着信時に警告を表示したり、自動的に着信を拒否したりする機能を持っています。
また、セキュリティソフトの中にも、迷惑メール対策や悪質なウェブサイトへのアクセスをブロックする機能が搭載されているものがあります。これらのソフトを導入し、常に最新の状態にアップデートしておくことで、より安全にスマートフォンやパソコンを利用することができます.
僕自身も、スマートフォンに迷惑電話対策アプリを導入しています。以前は頻繁にかかってきていた迷惑電話の数が、導入後は劇的に減りました。やはり、専門のツールを使うのは効果的だと実感しています。
4. 電話番号検索サイトや口コミ情報を参考にする
もし、着信履歴に残っている国際電話番号が気になる場合は、インターネットの検索エンジンや電話番号検索サイトで調べてみるのも有効な手段です?これらのサイトには、その電話番号に関する情報や、実際に電話を受けた人の口コミが投稿されている場合があります。
もし、多くの人が「迷惑電話」や「詐欺の疑いがある」といった情報を書き込んでいる場合は、その番号への折り返し電話は絶対に避けるべきです。ただし、これらの口コミはあくまで参考程度にとどめ、鵜呑みにしすぎないように注意も必要です。
5. 個人情報は絶対に教えない、不審なリンクはクリックしない
もし、誤って国際電話に出てしまい、相手が個人情報を聞き出そうとしてきたり、不審なウェブサイトへのアクセスを促してきたりした場合は、絶対に相手の指示に従わないでください。
特に、ID、パスワード、クレジットカード情報、銀行口座情報などの重要な個人情報は、電話やメールで安易に教えてはいけません。これらの情報を聞き出そうとする電話は、ほぼ間違いなく詐欺です。
また、メールやSMSで送られてきた不審なURLリンクは、絶対にクリックしないようにしましょう。リンク先は、個人情報を盗み取るための偽サイトであったり、ウイルスに感染させるための悪質なサイトであったりする可能性があります。
6. OSやアプリを常に最新の状態に保つ
スマートフォンのOS(オペレーティングシステム)や、インストールしているアプリは、常に最新の状態にアップデートするようにしましょう。アップデートには、セキュリティ上の脆弱性を修正する重要な対策が含まれています。
古いOSやアプリのまま使用していると、詐欺グループはそうしたセキュリティの隙を狙って、不正アクセスやウイルス感染を試みる可能性があります。常に最新の状態に保つことで、これらのリスクを最小限に抑えることができます。
7. パスワードを使い回さない、複雑なパスワードを設定する
オンラインサービスのパスワードは、サービスごとに異なるものを設定し、推測されにくい複雑なものを使用するように心がけましょう。同じパスワードを複数のサービスで使い回していると、一つのサービスから情報が漏洩した場合、芋づる式に他のアカウントも乗っ取られる危険性があります。
また、2段階認証などの追加のセキュリティ対策が利用できる場合は、積極的に活用することをお勧めします。
8. 少しでも不安に感じたら、専門機関に相談する
もし、国際電話による迷惑電話や詐欺の手口について少しでも不安に感じたら、警察庁のサイバー犯罪相談窓口や、国民生活センターなどの専門機関に相談するようにしましょう。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対処法を知ることができますし、被害に遭ってしまった場合のサポートを受けることもできます。
- 警察相談専用電話: #9110
- 消費者ホットライン: 188
- フィッシング対策協議会: (名称)
これらの窓口は、私たちの心強い味方です。一人で悩まず、積極的に頼ってみてください。
まとめ:+969(+96)から始まる国際電話は迷惑電話?ワン切り詐欺?国番号は?
■冷静な判断と事前の対策で国際電話の脅威から身を守ろう
今回は、国際電話を悪用した迷惑電話、特にワン切り詐欺の手口と、私たちが行うべき具体的な対策について、詳しく解説してきました。
正直なところ、詐欺の手口は年々巧妙化しており、完全に防ぐことは難しいかもしれません。しかし、常に最新の情報を収集し、冷静な判断力を持ち、事前の対策をしっかりと行うことで、被害に遭うリスクを大幅に減らすことができます。
僕自身も、今回改めて情報を整理することで、気を引き締めることができました。皆さんも、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
もし、周りの大切な人が国際電話の迷惑電話に困っているようでしたら、ぜひこの情報をシェアしてあげてください。みんなで力を合わせて、悪質な詐欺から身を守っていきましょう。
それでは、今日も安全で快適なデジタルライフを送りましょう!